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臨床眼科学会に参加してきました|福岡で白内障・網膜硝子体の手術・治療が得意な眼科なら「川原眼科」

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医院コラム

臨床眼科学会に参加してきました

先週は休診にさせていただき、第76回 日本臨床眼科学会に参加してきました。

コロナ禍もあり3年ぶりの東京でした。

写真は学会会場の東京国際フォーラムです。

今回もいろいろと知見を広げてきましたが、特に「オルソケラトロジー」と「間欠性外斜視」について印象が残りました。

オルソケラトロジーは、当院では400名近い方に処方を行っており非常によい結果が出ています。

子供の近視の進行を強く抑制しながら、日中は良好な裸眼視力を得ることができるためとても有効な近視矯正コンタクトレンズですね。

コンタクトレンズは長く装用すると角膜内皮細胞に影響を及ぼして内皮細胞が減ってしまうことがあります。

しかし、最近のコンタクトレンズは性能が良くなっているために長年のコンタクトレンズ装用のために内皮細胞が減ってしまっている人を見かけることはほとんどありません。

一方、オルソケラトロジーレンズに関して内皮細胞に影響するのかということに関する報告がありましたが、ほとんど内皮細胞が減ることはないようで安全性が確認されました。

 

また、オルソケラトロジーもコンタクトレンズの一種なので角膜感染症のリスクはあります。

実際のオルソケラトロジー使用に伴う角膜感染症の発生率は7件/1万回程度ということで多くはないですが、起こってしまうと視力が悪くなってしまうので注意が必要です。

感染症を起こさないように注意することは、ヨードを含む保存液でしっかり殺菌すること、また定期的にプロージェントでコンタクトレンズに付着したタンパク質を除去すること、の2点です。

角膜感染症の報告のほとんどがヨードを含む保存液を使っていなかったということなので大切なポイントだと思われます。

引き続き当院でもオルソケラトロジーの使用方法についての指導を徹底していきたいと思います。

 

当院は子供の受診も多く間欠性外斜視もよく見かける疾患です。

ほとんどの場合は治療は必要がないのですが、場合によってはトレーニングや手術などの治療が必要になります。

その方法などについて改めて学んできました。

そのセミナー参加者のほとんどは眼科医ではなく、視能訓練士ばかりでしたので場違いな感じもしましたがとても勉強になりました。

今後、当院の視能訓練士ともども学びを深めていきたいと思います。

当院の視能訓練士は本院6名、久山クリニック3名と多く所属していますので専門的な検査等行えます。

目のことでお困りでしたら川原眼科へご相談ください。

 

外来患者様の数も非常に多くなりお待たせする時間も長くなってしまっておりますが、出来るだけお待たせしないようにみんな裏で走り回っております。

お待たせするのは大変心苦しいのですがご理解の程宜しくお願いいたします。

また、白内障手術を各地から希望されてご来院されますので手術までの期間が1ヶ月半ほどとお待たせしてしまっている状況です。

最高の手術をご提供できるよう引き続き精進して参りますので宜しくお願いいたします。

 

 

次は2023年1月27日~29日に眼科手術学会に参加しますので休診の予定です。

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