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網膜硝子体、網膜はく離などには網膜硝子体手術が有効|福岡の「川原眼科」

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網膜硝子体手術

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日帰り硝子体手術センター(入院不要)

網膜硝子体手術の対象となる疾患は、網膜はく離や黄斑上膜(網膜前膜)、硝子体出血、黄斑円孔、糖尿病網膜症など、眼の奥の方の病気です。手術は白内障手術とくらべて非常に専門的で、高い技術が求められ、さらに、病気の性質上、1~3ヶ月放っているうちに悪化してしまうことがありますので適切なタイミングで適切な手術を行わなければなりません。福岡にある川原眼科の院長は網膜硝子体手術を専門とし、熟練した技術を持っていますので、これまで多くの「網膜硝子体手術」を行ってきました。硝子体手術でも入院は必要ありませんので基本的に日帰りで行っています。もしご不安で入院をご希望の方はお申し付けください。

とはいえ場合によってはそういった病気があっても必ずしも手術が必要な状態であるとは限りません。他院で手術を勧められたものの本当に手術が必要なのか、そういったご相談も承りますので安心してご相談ください。

網膜硝子体手術とは

網膜硝子体手術とは

「硝子体」とは、眼球の大部分を占める、透明なゼリー状の組織です。「網膜」は硝子体の更に奥、目の一番奥の組織で神経に相当する部分です。この硝子体や網膜に異常を生じると著しく視力が障害されてしまいます。それらの改善のため、白目部分に小さな穴を3カ所開けて細い手術器具を入れ、血や濁りと一緒に硝子体を取り除いたり、それぞれの病気に応じた処置を施す手術のことを「網膜硝子体手術」と言います。十分に局所麻酔をしますので、手術の際は痛みをほとんど感じません。

網膜硝子体手術の方法

麻酔:局所麻酔+笑気吸入麻酔(リラックス麻酔)
点眼麻酔だけでは不十分なので目の奥の方まで麻酔薬を注入しますが、この麻酔をする際にも痛みはありません。麻酔はよく効きますので手術中に痛むことはほとんどありません。また、恐怖心を薄くする作用のある笑気吸入麻酔も併用しますのでよりリラックスして手術を受けていただけます。

手術時間:20~60分

手術の流れ

手術の流れ
硝子体カッター

白目に約0.5ミリ程度の小さな穴をあけてそこから針金のような細い手術器具を出し入れします。目の中の硝子体と呼ばれる透明のゼリーを硝子体カッターできれいに取り除き、各病状に合わせた処置を加えていきます。
網膜はく離のような病気では手術の最後に目の中を気体で満たして手術を終了します。その際には術後30分程度リカバリールームで安静にしていただく必要があります。

術後

〇手術後は白目がかならず赤くなりますが1週間程度で元通りになります。
〇眼帯を手術翌日の診察までしていただきます。診察後は眼帯をしませんので状態次第では術後2日目からでも運転は可能です。
〇目の中に気体を入れた場合には気体が抜けるまでの約1週間、あまり見えません。その間の運転はお控えください。
〇術後はしばらく3種類の点眼を行っていただきます。
〇洗顔・洗髪のみ術後3日目までは控えていただきますが、手術翌日からでも、仕事復帰は可能です。(※仕事内容によります。)

黄斑上膜(網膜前膜)

黄斑上膜とは

網膜の中心部分を黄斑と言いますが、その黄斑の上に膜ができてくるのが黄斑上膜です。黄斑にシワが寄ってくると視界が歪んだり、視力が下がってきます。手術ではこの膜を細いピンセットのような器具で剥がし、さらに再発しないように内境界膜といわれる組織も同時に剥離します。早期に治療することで後遺症も少なく回復できますので、歪みなどに気付いたら早めに受診してください。

  • 正常眼底正常眼底
  • 黄斑上膜:黄斑部に膜ができ、しわが寄っている。黄斑上膜:黄斑部に膜ができ、しわが寄っている。
  • 正常な網膜断面:黄斑は中心がへこんだ構造をしている正常な網膜断面:
    黄斑は中心がへこんだ構造をしている
  • 黄斑上膜の網膜断面:網膜の上に膜が付着していて表面が波打っている。本来へこんでいるはずの黄斑がひっぱりあげられて腫れている。黄斑上膜の網膜断面:
    網膜の上に膜が付着していて表面が波打っている。本来へこんでいるはずの黄斑がひっぱりあげられて腫れている。
黄斑上膜の原因

加齢による場合がほとんどです。大体40歳を過ぎたあたりから硝子体の質に変化が起こり硝子体が接していた網膜から離れていきます。この際黄斑に硝子体の一部が残る場合があり、その硝子体の一部が黄斑上膜となります。それ以外に「網膜裂孔(亀裂や穴ができること)」、目の中の炎症「ぶどう膜炎」などが原因となることもあります。

黄斑上膜の症状

黄斑上膜ができても特に症状がでない場合もありますが、黄斑上膜がだんだんと厚くなり網膜にシワができてくると視力が低下したり物が歪んで見えるようになります。

黄斑上膜の治療法

まだ初期の段階では手術をする必要はありませんが、視力が大きく低下してから手術を行っても視力の回復が望めません。そのため唯一の治療法は手術です。手術のベストなタイミングはいつなのかなど医師と相談してから手術を検討します。黄斑上膜を除去したからといって、術後すぐに改善するわけではなく、機能の回復・症状の改善には時間を要しますので、焦らずじっくり経過観察する必要があります。

硝子体出血

硝子体出血とは

硝子体とは眼球の大部分を占める透明なゼリー状の組織を言います。硝子体には血液がないのですが、網膜の血管などから出血して血液が硝子体にたまると、視界が遮られて見えにくくなります。この硝子体に血液がたまった状態が「硝子体出血」です。
軽度の場合には自然に吸収されて良くなりますが、出血の量が多いと手術できれいに取らないと見えるようになりません。放っておくと、そのまま失明することも多いので早めの治療をお勧めします。

  • 糖尿病網膜症からの出血。出血のため眼底がぼやけている。糖尿病網膜症からの出血。出血のため眼底がぼやけている。
  • 硝子体出血とは
硝子体出血の原因

硝子体出血の原因としては、糖尿病網膜症、網膜はく離、加齢性の変化(硝子体はく離)、網膜静脈閉塞症、動脈瘤の破裂などが挙げられます。

硝子体出血の症状

出血が少ない場合は、黒い小さな点や虫のようなものが見える「飛蚊(ひぶん)症」が現れます。出血が大量になると、大量の墨を一気に流したような見え方になります。さらに出血量が増えると全体に霧がかかったようになりひどく視力が低下します。

硝子体出血の治療法

2~3週間待っても出血が引かない場合には手術を行います。硝子体カッターで硝子体と一緒に出血をきれいに取り除き、さらに原因となった病気に応じて治療を行います。糖尿病が原因の場合は、出血のもととなる新生血管を熱凝固します。網膜はく離が原因の場合には後述する網膜はく離の治療の準じて手術を行います。その他の病気が原因の場合でも出血を取り除いたあと適切な治療を追加する必要があります。

黄斑円孔

黄斑円孔とは

「黄斑」とは網膜の中心部で、視細胞の多く集まる非常に重要な部分です。
その大切な黄斑に穴が生じてしまう病気を「黄斑円孔」と言います。網膜の中心部分に起こるため、周りは見えるのに中心部分だけがゆがんで見えたり黒く抜けて見えます。自然に治ることはめったになく、発症から時間が経つにつれ視力が悪くなります。

  • 正常な網膜断面正常な網膜断面
  • 黄斑円孔の網膜断面:黄斑に穴があいている状態。穴が徐々に広がると中心部分の見えない範囲が拡大する。黄斑円孔の網膜断面:
    黄斑に穴があいている状態。穴が徐々に広がると中心部分の見えない範囲が拡大する。
黄斑円孔の原因

加齢による硝子体の変化に伴って生じます。硝子体が黄斑をけん引し穴を生じてしまうのが原因です。眼球を強く打撲した場合などにはごくまれに若い人にも起こることがあります。

黄斑円孔の症状

黄斑円孔では、中心にある黄斑に不具合が生じているため、中心のみがゆがんだり黒く抜けて見えます。長い期間放置すると治療しても視力がよくなりませんので、円孔が大きくなりすぎる前に治療するのが好ましいです。

黄斑円孔の治療法

網膜の表面にある内境界膜といわれる膜組織を剥離し、最後に目の中を気体で満たします。そして、穴が閉じるまでうつぶせの姿勢をとり続けます、これがスタンダードな治療法です。ほとんどの方がうつぶせは一晩のみで治ります。近年、うつぶせしなくても治るという報告がありますが、うつぶせをする方法に比べてうつぶせをしない方法では治癒率が低下することもわかっています。楽をして治癒率を下げるよりも治すことを優先していますので一晩だけうつぶせをがんばっていただくようにしています。また発症から時間が経過し円孔が大きくなったものに対しては「パッチ」を当てて円孔を閉じることもあります。目の中の気体は1~2週間で抜けていきますが、気体が抜けるまでは見えません。

網膜はく離

網膜はく離とは

「網膜」とは、光を感じてそれを神経に伝達する部位のことで、眼球の内側奥(眼底)に一面に広がる薄い膜状の組織です。カメラのフィルムに相当する網膜は、さらに「神経網膜」と呼ばれる部分とその土台部分にあたる「網膜色素上皮」に分けられます。網膜はく離とは、神経網膜が網膜色素上皮からはがれた状態を言います。

網膜はく離とは

  • 網膜裂孔網膜裂孔
  • 網膜に穴(裂孔)が開いており、ここから網膜剥離が起こっている。網膜に穴(裂孔)が開いており、ここから網膜剥離が起こっている。
  • 正常な網膜断面正常な網膜断面
  • 網膜剥離の網膜断面:網膜がはがれている。網膜剥離の網膜断面:網膜がはがれている。
網膜はく離の原因

加齢性の変化や外傷によって硝子体が網膜を引っ張って網膜が破れてしまった状態を「網膜裂孔」といいます。さらに硝子体が網膜を引っ張ると網膜が眼球の壁からはがれてきて網膜裂孔の下に水がまわりこんでいきます。この状態が網膜はく離です。糖尿病が原因の場合は少し病態が異なり、網膜にかさぶたのような増殖膜が形成され、この膜が縮んで網膜を引っ張るため網膜剥離が起こります。

網膜はく離の症状

網膜がはがれても痛みはないので起こってすぐには気づきにくいのですが、初期の段階で「飛蚊(ひぶん)症)」や「光視症(実際には光があるわけではないのに光の点滅を感じる症状)」が現れる場合もあります。網膜はく離の範囲が広がってくると視界に黒い影が見えるようになり、更に進行して網膜の中心である黄斑まではがれてしまうと、急激に視野や視力に悪影響を起こし放っておくと失明するため早期に手術が必要です。

網膜はく離の治療法

まだ「網膜裂孔」の段階なら、裂孔周囲をレーザー治療で凝固、癒着させることで網膜はく離への進行を食い止めます。完全に網膜はく離に進行している場合は、手術を行います。手術は網膜を引っ張っている硝子体を切除しはがれた網膜をもとの位置に戻します。そして網膜にレーザーを当てて再度はがれにくいようにのり付けします。さらに目の中に気体を入れて、しっかり網膜がくっつくまで押さえます。手遅れになると視力の回復が望めないため早期発見・早期治療が大切です。手術後は再発しないように過度な運動は避けるようにしてください。

福岡の「川原眼科」は白内障や網膜硝子体疾患の手術など専門的な治療を得意としています。当院は2016年にオープンし、地元のみならず福岡県とその近隣の皆様の眼のお悩みにお応えしています。

PICK UP! -飛蚊(ひぶん)症-

ある時突然、目の前に小さな黒い虫やゴミのようなものが目の前に見えた経験はありませんか? それを飛蚊(ひぶん)症と言います。多くの場合は、加齢による生理的な現象で、気にする必要はありませんが、ごくまれに「網膜はく離」や「硝子体出血」などの前兆の場合があります。これら病気の早期発見のためにも、念のため眼科を受診することをおすすめします。

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